白い巨塔

私は

好きなドラマは?

白い巨塔

不毛地帯

真田丸

と答えます。(私は現在42歳)

今回は 白い巨塔 にスポットをあてます。
(唐沢寿明・江口洋介編)

※あくまで私の見解です。

目次

物語の概略

物語は
・財前 五郎(医師)※外科医
・里見 脩二(医師)※内科医
同期の医師が勤務している国立大学病院の物語です。

  • 診療編
  • 院内工作編
  • 教授選出編
  • 医療裁判編
  • がん治療編

に分かれ、
人間関係・狡猾な上司・陰湿・欲望・野心・・・
組織内の物語がある長編ドラマです。

ここで私が伝えたいことは
何かと意見が正反対の 財前・里見 の両医師ですが・・・

患者を救いたい 
という信念は同じなのです。

財前・里見の違い

例えば・・・

診療に関しては・・・

財前:助かる患者を優先して診療するべき

里見:患者一人一人親身に診療するべき

根治する人数や緩和治療を考えると、
人の命を扱っている以上
正解・不正解では分けれない・・・

出世に関しては・・・

財前
理想の診療をするにはより確実な権威(出世)が必要、その為なら多少強引な工作も必要

里見
教授(出世)とはなろうとしてなるものではなく、功績が認められ選出されるもの

組織の一員として

医師として2人とも素晴らしいと思いますが、

私は 財前寄り の考えです。
※医療裁判の判決は正しいと思いますが・・・
 (財前・大学病院が控訴審敗訴)

なぜかって?

大学病院の使命はどうだったんでしょう?
今後の大学病院の目的・先見指針は?

ここが 重 要 だと思います。

医学部長が里見助教授に対してこう伝えてます。

大学病院の三本柱は

・診療
・教育
・研究

だよ!

大学病院の医療業界全体の位置付け
地方病院やその他の病院の位置付け
とは・・・という問いから

組織の使命・目的・先見が最優先

しかし・・・

独裁であって独断 であってはならない

とも思います。

あくまで組織としての考えは財前寄りなだけです。

私は医師の世界は知らないですが、
今後の大学病院の在り方を医学部長に進言する
里見助教授の素晴らしさ・器・先見・・・
正解がない・・・
何度も観てますが、今も深く考えさせられるおすすめドラマです。

医療の世界を知らない素人の感想でした・・・

1話のぎこちない関西弁がその後標準語になってるのも見どころ・・・

最後に
鳥肌もののエンディング内容をどうぞ!

財前教授の最後の手紙

里見へ 

この手紙をもって僕の医師としての
最後の仕事とする。 
まず、僕の病態を解明するために、
大河内教授に病理解剖をお願いしたい。 
以下に、癌治療についての愚見を述べる。
 
癌の根治を考える際、第一選択はあくまで手術であるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、発見した時点で転移や播種をきたした進行症例がしばしば見受けられる。
その場合には、抗癌剤を含む全身治療が必要となるが、残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。 

これからの癌治療の飛躍は、手術以外の治療法の発展にかかっている。 
僕は、君がその一翼を担える数少ない医師であると信じている。

能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。 
君には癌治療の発展に挑んでもらいたい。

遠くない未来に、癌による死がこの世からなくなることを信じている。
ひいては、僕の屍を病理解剖の後、君の研究材料の一石として役立てて欲しい。

屍は生ける師なり。
 
なお、自ら癌治療の第一線にある者が早期発見できず、
手術不能の癌で死すことを心より恥じる。 

財前 五郎


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